施工事例をご紹介します。

雪中工事

農業用水貯水池の鋼矢板塗替え工事です。収穫後の水抜きが終わってからという事でどうしても着工が冬になってしまいます。着工前は錆の発生、腐食が進んでおり鋼面がコブのようになってしまっています。

 

大体の塗料の塗装条件は5℃以上という事で冬の工事には防風、防雪養生が必要になります。作業場はジェットヒーターで温度を上昇させ5℃以上をキープできるよう管理します。完全にシートで覆うと酸欠や有機溶剤中毒の危険が増すので、換気も十分に行い安全管理します。腐食部分を事前にハンマーやスクレーパーで撤去しブラストにて鋼面の下処理を行います。下塗りはジンクプライマーで本塗装は液状エポキシ樹脂にて500μmの塗膜を成形しました。

 

 

初雪が遅い事と雪の少ない年となり、豪雪前に無事工事を完了する事がました。水路長寿命化工事という事でこの先また何十年と鋼面を腐食から守り農業水利の運用に貢献します。